ヒミツの恋【短編集】
「恐いなんて言って…ごめんねっ!!本当はそんな事思ってないの…私…私本当はね…」






勇気をだして…ちゃんと伝えなくちゃ…





息を吸って吐き出すと同時に目を閉じて大きな声で言った。






「中川君が好きなのっ!!」







言った…






言っちゃった…!!






けれど…







何の反応も返って来ない。







…やっぱり…駄目だったんだ…






私の気持ち…伝わらなかった…
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