ヒミツの恋【短編集】
『“最後にひとつだけ、渉の事どう思ってる?”って聞かれて、私、誰の事かわからなくて尋ねたの。
そしたら、“知らないならそれでいい”って…。何だったの!?ってか渉って誰!?』
『渉先輩だよ!ほら茶髪で…』
説明する裕美に“ああ!”と気付くまどか。
『…なんでそんな事聞かれたの?』
裕美が朝のいきさつを説明してようやく理解したまどかは、ネクタイを触りながら話し始める。
『中川君のネクタイしてたから、そんな目に合ったんだ…。もしかして、ネクタイ交換してる人全員問い詰めるつもりかな…』
『渉先輩の彼女狩りする気ねきっと…』
裕美の言葉にゾッとした…
私を見つけるまで一体どれだけの人がまどかのような怖い目に遭うのだろう。
そしたら、“知らないならそれでいい”って…。何だったの!?ってか渉って誰!?』
『渉先輩だよ!ほら茶髪で…』
説明する裕美に“ああ!”と気付くまどか。
『…なんでそんな事聞かれたの?』
裕美が朝のいきさつを説明してようやく理解したまどかは、ネクタイを触りながら話し始める。
『中川君のネクタイしてたから、そんな目に合ったんだ…。もしかして、ネクタイ交換してる人全員問い詰めるつもりかな…』
『渉先輩の彼女狩りする気ねきっと…』
裕美の言葉にゾッとした…
私を見つけるまで一体どれだけの人がまどかのような怖い目に遭うのだろう。