ヒミツの恋【短編集】
ムリだよ…





自分の気持ちを偽る事なんて…






出来ない。





偽ってまで隠れて付き合うなんて…出来ない。






『…好きかキライかで答えてくんないかな?』






私の答えにイラついたのかさっきよりキツイ口調で言われる。






怖いけど…目も合わせられないけど…





「好き…です。」






それでも、やっぱり何とも思ってないなんて、絶対言いたくない。








『…毎時間、アンタの所に行かせてもらうからね。』






先輩達が去った後、私はぺタリとその場に座り込んでしまった…






全身に嫌な汗をかいている。






『真由美っ!!』






慌てるまどかや裕美の声がやけに遠くに聞こえてきてた…
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