ヒミツの恋【短編集】
放課後、言葉通り私の元へとやってくる先輩。






少しだけやってくる先輩の人数が減ってた事にホッとする。






一番問い詰めてきてた先輩の姿が見えない事を少しだけ疑問に思った。






『どこで無くしたか思い出せたの?』






けれど…キツイし怖い事に代わりはなかった…







「思い出せないんです…」





毎度同じ質問に同じ答え。






ウンザリしてるのは私だけじゃないみたいだった…





『っつうかさ、こんなのが渉と何かあるってのがおかしくない?』




『私も思った!こんなのいつまでも気にしてないで、もっと他の有力なヤツ締め上げたほうがいいんじゃないかな?』





酷い言われようだけど、そうしてくれるならそれは有り難い。






ただ…他の子が犠牲になるのかと思うと、胸が苦しくなる。





こんな思い、罪のない子にさせるなんて、ダメだよ…
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