ヒミツの恋【短編集】
『渉のネクタイもつけずに新しいネクタイ買い直してたよ。…あんな子じゃ…渉とは釣り合わないよ!』
違う…
私は…そんな事…一言もいってない!!
「嘘言わないでっ!!」
気付けば、飛び出して渉達の前に出てた。
「そんなの…でたらめよっ!!」
驚いた顔の先輩。
けれどそれも一瞬の事で…渉の腕を掴み、私を指差して言う。
『私は嘘なんて言ってないわ!だってほら、ネクタイ…新しいの買ってつけてる。』
「これはっ…」
ヘタに騒がれない為…
渉との事、騒がれずに付き合うため…
私は…ネクタイこそ買ったけれど、自分の気持ちだけは、それだけは…偽らなかった。
偽れなかった。
だから
渉…
「信じてくれる…よね?」
違う…
私は…そんな事…一言もいってない!!
「嘘言わないでっ!!」
気付けば、飛び出して渉達の前に出てた。
「そんなの…でたらめよっ!!」
驚いた顔の先輩。
けれどそれも一瞬の事で…渉の腕を掴み、私を指差して言う。
『私は嘘なんて言ってないわ!だってほら、ネクタイ…新しいの買ってつけてる。』
「これはっ…」
ヘタに騒がれない為…
渉との事、騒がれずに付き合うため…
私は…ネクタイこそ買ったけれど、自分の気持ちだけは、それだけは…偽らなかった。
偽れなかった。
だから
渉…
「信じてくれる…よね?」