ヒミツの恋【短編集】
放課後の図書室の当番も、自分の分も全て他の委員の人へ押し付けた。





今まで散々代わってあげてた私の要求に、嫌な顔をしつつも皆了承してくれた。




たまに教室から、…廊下から…
遠くに見える綺麗な髪の色をした渉を見かけた。






その度に胸が苦しくて…私は目に映さないように…徹底的に避けた。






…渉…






…今はもう笑えてる?





あの時のような冷めた目はしてない?




私との事は忘れて、笑えていますか?
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