SWEET HOLIC《1》~イケメン専務の甘い独占欲~
「私は・・・」


メシの言葉で…グーと私の腹の虫が鳴ってしまった。



「ははっ…飯塚の腹の虫は正直だな」

田村さんにクスリと笑う。


「…」


正直な腹の虫のおかげで断るタイミングを失う。


清潔感のある短髪の髪に精悍な顔。

営業成績もいちばんだし、彼を狙う女性社員は多い。



「お前…専務と付き合っているんだろ?」


「え、あ…」


克己との付き合いは当分、社内では内緒にしておこうと思ってたのに。



「私と専務のツーショット…見ました?」



「あぁ~専務がお前を苛めるのは…付き合ってるのをカモフラージュする為だろ?」


田村さんは以前から私と克己は恋人の仲だと誤解していた。


説明するのは面倒で私は彼の誤解を解かなかった。


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