SWEET HOLIC《1》~イケメン専務の甘い独占欲~
田村さんは適当にコース料理とワインをオーダーした。


窓際のテーブル席。



外の通りは大勢の人が交錯していた。




窓に映る自分の顔が少しだけ沈んで見える。



克己のヒミツを知りたいけど…
ヒミツを知ると私と克己の間に深い溝が出来そうで怖かった。



田村さんにオーダーしたワインは赤ワイン。



グラスをカチッと重ね…二人で赤ワインを口にする。




「営業で外回りしてると方々から…社内では知り得ない情報が耳に入るんだ。内勤の君には分からないだろうね」



田村さんのコトが余計に私の不安を煽った。





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