SWEET HOLIC《1》~イケメン専務の甘い独占欲~
「飯塚…お前は専務に遊ばれているんだよ」



遊ばれてるようには見えない。

ちゃんと克己は私のキモチを大切にして…昨日の夜も手を出さなかった。



でも、彼女になった私に素性を教えてくれたなかった克己に少しだけ失望する。




「だから…俺にしとけよ…飯塚」



「田村…さん?」


「…俺の方が専務よりも真剣にお前を思ってる」




田村さんの真剣な眼差しに私の心は動揺した。




付き合って2日目の私には…克己を信じ切れる自信が湧かない。



でも、克己に対するキモチは確かに心に種を宿してる。



「ゴメンなさい」


半端なキモチで田村さんの真面目なキモチを受け止めるコトは出来ない。



「…飯塚も…専務のコトは好きなんだな」
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