SWEET HOLIC《1》~イケメン専務の甘い独占欲~
「そんなに緊張すんなよ…」
「でも…藤堂社長に会ったのは入社式の挨拶以来で…」
「そうなのか…」
「はい」
私は渇いた喉に水を流し込む。
「…でも、ご子息である克己の彼女が私でいいのか?悩みます」
「…別に構わない…誰が反対しようが…俺はお前としか結婚しない…」
小さく低い声だけど…私の耳の奥に届いて嬉しい響きを聴かせる。
「…克…己」
誰にも頼らず…ついこの間まで…生きて来たのに。
克己が私を求めるように私も克己を求めていた…
「ありがとう…」
「泣くな…」
克己はじわっと瞳を潤ませた私を慰めるように柔らかな笑顔を向け、長く骨ばった指で滲んだ涙を拭ってくれた。
「…ほら、スープが来たぞ」
テーブルに温かいスープが置かれた。
カボチャのポータジュだった。
甘みのあるポータジュの味を二人で堪能した。
「でも…藤堂社長に会ったのは入社式の挨拶以来で…」
「そうなのか…」
「はい」
私は渇いた喉に水を流し込む。
「…でも、ご子息である克己の彼女が私でいいのか?悩みます」
「…別に構わない…誰が反対しようが…俺はお前としか結婚しない…」
小さく低い声だけど…私の耳の奥に届いて嬉しい響きを聴かせる。
「…克…己」
誰にも頼らず…ついこの間まで…生きて来たのに。
克己が私を求めるように私も克己を求めていた…
「ありがとう…」
「泣くな…」
克己はじわっと瞳を潤ませた私を慰めるように柔らかな笑顔を向け、長く骨ばった指で滲んだ涙を拭ってくれた。
「…ほら、スープが来たぞ」
テーブルに温かいスープが置かれた。
カボチャのポータジュだった。
甘みのあるポータジュの味を二人で堪能した。