SWEET HOLIC《1》~イケメン専務の甘い独占欲~
「俺は…お前のそのキモチの蓋を開けたんだ…」



「克…己!?」



克己はゆっくりと落ち着いた様子で布団の中に入って来た。


そして私に寄り添い、肩を並べる。



「…俺はお前の家族だ。だから、存分に甘えて…頼ってくれ…蘭莉」



克己は優しく私の小さな肩に大きな手を乗せた。




「…愛してる」



克己はそっと形のいい唇を額に寄せて、リップ音を立ててキス。


そのまま、項に首筋にと唇を這わせる。



「くすぐったい」


誰にも触れられたコトがない部分にキスされ…歯痒い感覚に戸惑った。



「それはくすぐったいじゃなく、感じてる証拠だ」


「違うって…///」


「…そう向きなんなよ…その顔がたまんねぇんだよ」


克己は私の鎖骨の辺りに唇を押し付けて強く吸う。
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