SWEET HOLIC《1》~イケメン専務の甘い独占欲~
SCENE13* お見合い相手の策略
ー克己side-
ようやく…蘭莉が自分の女だと言う自覚が出た。
後ろ髪をひかれながらも…向かった見合いの席。
ダイヤモンドホテル銀座のロビーのカフェで待ち合わせ。
「初めまして…江上那子です」
「…どーも…藤堂克己です」
彼女は数秒遅れてやって来た。
初夏を忘れさせる涼しげな水色のワンピースに素足のように見える色のストッキングにパンプスを履いていた。
白磁器のような肌に白いパールのネックレスが輝く。
令嬢らしい品のある綺麗な女性だった。
アイスコーヒーをオーダーして見合いがはじまった。
普通の見合いなら付き添いが居るのに…
本人同士…二人だけの見合いとは…緊張も半端じゃない。
「…那子さんは普段は何をされているのですか?」
「…父の証券会社の総務課に勤務しています」
後ろ髪をひかれながらも…向かった見合いの席。
ダイヤモンドホテル銀座のロビーのカフェで待ち合わせ。
「初めまして…江上那子です」
「…どーも…藤堂克己です」
彼女は数秒遅れてやって来た。
初夏を忘れさせる涼しげな水色のワンピースに素足のように見える色のストッキングにパンプスを履いていた。
白磁器のような肌に白いパールのネックレスが輝く。
令嬢らしい品のある綺麗な女性だった。
アイスコーヒーをオーダーして見合いがはじまった。
普通の見合いなら付き添いが居るのに…
本人同士…二人だけの見合いとは…緊張も半端じゃない。
「…那子さんは普段は何をされているのですか?」
「…父の証券会社の総務課に勤務しています」