SWEET HOLIC《1》~イケメン専務の甘い独占欲~
SCENE15* 真相
ー克己side-
「俺は藤堂克己…隣に居る…彼女の男だ」
「本当なのか?」
「はい」
樋口社長は蘭莉に念を押した。
アイドルの巣窟の事務所の社長様も怜悧な切れ長の瞳に高い鼻梁と整った顔のイケメン。
「…ちょっと来い…千早」
秘書の腕を掴んで、ワゴン車の後ろに隠れてヒソヒソ話。
「…克己…私…」
「…お前…どうして樋口社長と一緒なんだ?」
「…リンに撮影場所に連れていかれたと言うか…」
「リン?」
「今日は例のミニドラマの撮影で…」
「結局…お前…麻有さんの代わりに出たのか?」
「ううん…私は撮影を見学していただけ」
「本当なのか?」
「はい」
樋口社長は蘭莉に念を押した。
アイドルの巣窟の事務所の社長様も怜悧な切れ長の瞳に高い鼻梁と整った顔のイケメン。
「…ちょっと来い…千早」
秘書の腕を掴んで、ワゴン車の後ろに隠れてヒソヒソ話。
「…克己…私…」
「…お前…どうして樋口社長と一緒なんだ?」
「…リンに撮影場所に連れていかれたと言うか…」
「リン?」
「今日は例のミニドラマの撮影で…」
「結局…お前…麻有さんの代わりに出たのか?」
「ううん…私は撮影を見学していただけ」