SWEET HOLIC《1》~イケメン専務の甘い独占欲~
店の裏口から一人の女性が出てきた。


俺は電柱に隠れて、女性を見つめる。



幼い時の面影はないけど、彼女があの時の女の子だと確信した。



そして、同じ会社で再会。



受け身の俺は彼女に接近したくても、できなかった。



彼女の名前をからかって気を引くなんて考えれば幼稚的。


自分でも呆れていたーーー・・・



でも、それしか方法がなくて。



敏腕弁護士だった俺はどこに行ったんだって感じだ…全く。
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