SWEET HOLIC《1》~イケメン専務の甘い独占欲~
「でも、あの時…俺たちは死ぬつもりだった」



「えっ!?」



「…俺たちの命をお前の善意が助けたんだよ…俺…お前のその優しい所が好きなんだ」


「専務…?」






専務は私にコクるとハンドルに顔をつっ伏せてしまった・・・



「…ダメだ…」

顔を上げて、テレ臭そうにポツリと呟く。



「…意地悪なコト言うのは…俺の愛情表現だ。嫌いで苛めてるんじゃない。そこんとこ…分かれよ…」



専務は顔を赤くしながらも真剣に言葉を紡いだ。



「返事は?」



「はい」









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