SWEET HOLIC《1》~イケメン専務の甘い独占欲~
食堂を出ると相模専務が私たちに声を掛けてきた。




「おい…ランラン」



私はその呼び方に嫌悪感を示し、相模専務を無視してそのまま通り過ぎる。



「待て…飯塚…」



相模専務は久しぶりに私の苗字を呼んだ。



「…何か御用ですか?」



「…お前に話がある」



「話?」


私…仕事でミスしたかな!?



「ちょっと来い…」


私の右腕を掴み…強引に引き摺っていく。


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