SWEET HOLIC《1》~イケメン専務の甘い独占欲~
私は勝手に冷蔵庫を拝借してアイスコーヒーをバカラのグラスに入れた。



「失礼します」



「!?どうした?」



克己はスーツを脱ぎ、グレーの上下のスウェットスーツに着替えて寛いだスタイルでデスクに向かいパソコンを触っていた。



「仕事…ですか?」


「まぁな…明日…親会社に報告する文書を作成している」



「勝手に冷蔵庫を開けてすいません。これ、アイスコーヒーです」



私はデスクの空いたスペースにそっとグラスを置いた。




「…ありがとう…気が利くな…」



「あ…これから世話になるし…これくらいはしないと」









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