SWEET HOLIC《1》~イケメン専務の甘い独占欲~
互いに支度を終え、二人で玄関先に向かった。



「文書は出来たんですか?」



「あ、あぁ…4時までかかった。実はあまり寝てない…運転中に眠ったら…許してくれ」


「居眠り運転は困ります!!」



「じゃあ~蘭莉から目覚めのキスを貰おうか?」



克己が振り返って私を見つめ、キスをせがむ。



「目覚めのキスって・・・私からキスは…」



「寝不足気味の俺に朝食を作らせた姫様が良く言うなぁ」



「姫様?私が姫ですか??」


「お前…王子か?」


「違いますけど・・・」



克己はビジネスバックを床に置いて、私の頬に手を掛けた。


克己と朝のチューを交わす。



新婚のような甘さにドキドキする。









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