SWEET HOLIC《1》~イケメン専務の甘い独占欲~
私は裏道を抜けて、表通りへと出ていく。
「おはよう~っ。蘭莉」
偶然にも橋口先輩と出くわしてしまった。
私はドキッと鼓動を跳ね上げる。
「どうしたの?そんなに驚いて?…私に何か疚しいコトあるの?蘭莉」
橋口先輩は女の直感いや本能で何かを汲み取った。
同じ課の人たちにはおかしい様子を見せないように気を回そうしたかったのに。
隠しゴトを隠すのが下手な私は朝から早くも窮地に落ちてしまった。
「別に…」
私は必死に繕うけど…上手には隠せない。
「まぁ、いいわ…私…昨日…ナンパされたの」
「ナンパ?」
「相手はあの薬品メーカーの『ソーマ』の経理課の社員よ」
「へぇ~っ」
「おはよう~っ。蘭莉」
偶然にも橋口先輩と出くわしてしまった。
私はドキッと鼓動を跳ね上げる。
「どうしたの?そんなに驚いて?…私に何か疚しいコトあるの?蘭莉」
橋口先輩は女の直感いや本能で何かを汲み取った。
同じ課の人たちにはおかしい様子を見せないように気を回そうしたかったのに。
隠しゴトを隠すのが下手な私は朝から早くも窮地に落ちてしまった。
「別に…」
私は必死に繕うけど…上手には隠せない。
「まぁ、いいわ…私…昨日…ナンパされたの」
「ナンパ?」
「相手はあの薬品メーカーの『ソーマ』の経理課の社員よ」
「へぇ~っ」