【短】１８０度のラブバトルⅣ －家柄編－

Ｂａｔｔｌｅ☆Ⅳ

「――――…何ここ」


「何って……オレん家だよ？」


そう言ってニッコリ笑うのは、相変わらずムダに背の高い赤間 祭。


そしてソイツの隣で呆然と突っ立っているのは、これまたムダに背の低い私・藍枝 芳乃。


今私の目の前には、普通じゃ考えられない様な光景が広がっていた。


「「「お帰りなさいませ、祭お坊ちゃま」」」


アレは……メイドさん！？それに男性の方は執事さんってヤツ！？


ウッソーーン！！何コレ！！


まるでマンガの世界じゃないですかーーーーっ！！！


「ち、ちょっと赤間君！本当に私来て良かったの！？」