好き、きらい。

私は怒りで顔を真っ赤にしながら口をパクパクさせてると、男の子は面白そうにニヤニヤして、「冗談冗談」と言った。


「起こしてくれようとしてたんでしょ?」


「うっ、うん…」


男の子は微笑みながら、


「優しいんだね」


と言った。

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