あしたのみらい
「じゃあ」

待って!

「じゃあ、私、今だけ男子ね」

「え、あ…うん?どうゆう事?」

走って行って、青井くんの荷物を片方受け取った。

「あ、りがとう」

へへへ。

何で、あんな事言ったんだろ。

でも、私の絵ほめてくれて。

心から、お礼したいと思ったんだ。

「家、遠いの?」

私が聞くと、青井くんがうなずいた。

「まぁね。おかげで足鍛えられてるけど」

その時。

横を中学生ぐらいの男子が2,3人通った。

「見ろよ。お前のタイプの女がいるぞぉ~」

はぁ?

わ…。私の事、か?

「お、い!やめろよ!聞こえるだろっ?」

やだ、そういうこと、言わないで。

「でもでも、横の人、恋人だろ。残念だなぁ~。お前!」

カァー………。

「あ、あいつら馬鹿だね、青井くん!」

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