蝶に花を。
決して叔父さんが嫌いな訳じゃない。

叔父さんの家族と上手くいかなかっただけ。

叔父さんは
「ミオちゃんは、遠慮しないでいいんだよ。」
と微笑んで私を守ってくれた。

けど、叔父さんに迷惑をかけたくなくて、

優しくて大好きな叔父さんだからこそ。

私のせいで不幸な思いはさせたくなかった。

だから、私はひとりきりの道を選んだ。

ただ、それだけ。
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