RAMS
梨李芽
その手は、二人と同じ寮で、桜湖が暮らしている4人部屋の4人の中の1人である
雛菊 梨李芽(ひなぎく りいが)
のものであった。
カミーと桜湖が口をあんぐりあけてしまったのは梨李芽がいたからではない。
梨李芽は1人ではなく、どこかで見たことあるイケメンと一緒に、差し出していた方と逆の手を繋いでいた。
『梨李芽ッ!』
「どうしたの?そんなにびっくりして...」
キョトンとした様子の梨李芽に桜湖は聞く。
「その人、イケメンで有名な斎藤 樹悸(さいとう じゅき)くん!?
...もしかして」
「そそー、彼氏ーー♪」
そのまま4人で帰ることになった。
梨李芽が思い出したように誰にともなく聞いた。
「テストどうだった?」
まずは桜湖が答える
「299点だよー泣」
「ふっ、まだまだだな。僕、176点だよー笑」
「梨李芽の方が低いッ!なのに馬鹿にされたし...」
そんな桜湖を華麗にスルーした梨李芽は樹悸にも聞く。
「ん、俺?169点だよ。今回は梨李芽に負けたなー笑」
「今回“も”でしょ笑」
(どんだけこいつら低レベルだよ。って突っ込みは受け付けません。)
「ちょい、カミーこの2人に点数教えたれ。」
「ん?495点だよ笑」
「...シネ」
「え、梨李芽ちゃん!?なんか聞こえてはいけない言葉が聞こえた気がするんだけど、気のせいかな?」
「キノセイダヨー」
「梨李芽ちゃん!?」
「あーいつものことだから気にしないで。」
見かねた桜湖がフォローのようなそうでないようなことをいう。
「いいもんいいもん、僕は馬鹿だもん!勉強がすべてじゃないし、バカはばかなりに頑張ってるもん!」
そういって拗ねる梨李芽。めんどくさくならないように、カミーが呟く。
「でもさ、梨李芽ちゃんって数学“だけは”点数いいよね。」
「ん、今回は96点やったよ♪」
その数学で使ってる脳をほかでも使えと言いたい。
そんなこんなで寮についた。
寮の部屋が別々の樹悸とカミーと分かれて、梨李芽と桜湖は部屋に入ろうとした。
すると後ろから、声がかかった。
「あっ!おかえりー」
その声に二人は振り向いた。
雛菊 梨李芽(ひなぎく りいが)
のものであった。
カミーと桜湖が口をあんぐりあけてしまったのは梨李芽がいたからではない。
梨李芽は1人ではなく、どこかで見たことあるイケメンと一緒に、差し出していた方と逆の手を繋いでいた。
『梨李芽ッ!』
「どうしたの?そんなにびっくりして...」
キョトンとした様子の梨李芽に桜湖は聞く。
「その人、イケメンで有名な斎藤 樹悸(さいとう じゅき)くん!?
...もしかして」
「そそー、彼氏ーー♪」
そのまま4人で帰ることになった。
梨李芽が思い出したように誰にともなく聞いた。
「テストどうだった?」
まずは桜湖が答える
「299点だよー泣」
「ふっ、まだまだだな。僕、176点だよー笑」
「梨李芽の方が低いッ!なのに馬鹿にされたし...」
そんな桜湖を華麗にスルーした梨李芽は樹悸にも聞く。
「ん、俺?169点だよ。今回は梨李芽に負けたなー笑」
「今回“も”でしょ笑」
(どんだけこいつら低レベルだよ。って突っ込みは受け付けません。)
「ちょい、カミーこの2人に点数教えたれ。」
「ん?495点だよ笑」
「...シネ」
「え、梨李芽ちゃん!?なんか聞こえてはいけない言葉が聞こえた気がするんだけど、気のせいかな?」
「キノセイダヨー」
「梨李芽ちゃん!?」
「あーいつものことだから気にしないで。」
見かねた桜湖がフォローのようなそうでないようなことをいう。
「いいもんいいもん、僕は馬鹿だもん!勉強がすべてじゃないし、バカはばかなりに頑張ってるもん!」
そういって拗ねる梨李芽。めんどくさくならないように、カミーが呟く。
「でもさ、梨李芽ちゃんって数学“だけは”点数いいよね。」
「ん、今回は96点やったよ♪」
その数学で使ってる脳をほかでも使えと言いたい。
そんなこんなで寮についた。
寮の部屋が別々の樹悸とカミーと分かれて、梨李芽と桜湖は部屋に入ろうとした。
すると後ろから、声がかかった。
「あっ!おかえりー」
その声に二人は振り向いた。