もう一度ここで





「ていうか、思ったんですけど」

「うん?」


桃原はもう読書に戻っている。


「…5人部員集めれば、私は入らなくても良いですよね?」



人数的に私に不幸が降りかかってるわけで
そこさえクリアすれば私じゃなくても
いいだろう。



「いや、お前は入らねーとダメだぞ」

は!?

「なんでですか!」



もう一度コッチを向いて
今度は真顔で言った。




「お前、部長だから」






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