もう一度ここで

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準備室に戻ると、何やら人がいた。




「え、じゃあ女バスないんですか!?」


なんと、ベストタイミング。

そこにいたのは黄瀬夏希ちゃん。



「夏希ちゃん」

「あ、晴ちゃん！」

「晴でいーよ」


それより

「なんでここに？」


夏希ちゃんはおどおどと話し始めた。


「桃原先生に女バスに誘われたから、見学に行ってみたんだ。でも体育館でやってないから、先生にどこでやってるか聞きに来て…でも、女バスってまだないんだね…！」


そういうことか。

ていうか桃原先生よ。

あなたは声掛けるときに
これから創る予定なんだけど
くらい言えないのか。