もう一度ここで
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「…石…」
「ら石…」
「白石ィ〜!」
「うるっさいわ!!」
前回のシリアスな空気くらい
よめないのか、このバカ教師っ!
“晴は、もう、バスケしたいと思わないのか?”
「ちょっ…ヤバイ!お茶こぼしたっ!」
ゆっちゃん…
「白石っ!タオル取って!」
ゆっちゃんが入らないなら
私もバスケ部なんて入る気無かった。
「白石サン!?無視!?」
でも、ゆっちゃんがもし入るなら?
そのとき私は…
「白石ィーっ!!」
いや、待て。
とりあえずこいつを黙らせてからだ。