あの加藤とあの課長
そんな毎日を過ごしていたある日のこと。
今日は久々に晋ちゃんと増田ちゃんとお昼を食べに社食に来ていた。
「加藤さんと課長って、もう付き合って結構経ちますよね。」
それは、増田ちゃんの一言で始まった。
「え? あぁー、別れてた期間除いて……8ヶ月? かな? そうでもなくない?」
「でも課長って結構片想い長かったじゃないですか。ねぇ、今泉さん。」
そういえば、ここの2人は未だこれといった進展はない様子。
でも増田ちゃん曰く、前よりも一緒に過ごす時間が増えてきてはいるんだとか。
「うん、かなり長いよねぇ。」
「え、晋ちゃんまで何でそんなこと知ってるの?」
「え、見ててバレバレだったもん。ねぇ?」
「はい。課長、加藤さんのことになると異常に。」
なんてアッサリと、至極当然のように言われてしまってはぐうの音も出ない。
なんだなんだ、気付いてなかったのは私だけか。
何だか居心地が悪くて、目の前のしょうが焼きを箸で突いてみる。
「課長ってもう結構年ですよね?」
「ま、増田ちゃん…。」
絶句する私と晋ちゃんを他所に、増田ちゃんは視線を上に向けていた。
今日は久々に晋ちゃんと増田ちゃんとお昼を食べに社食に来ていた。
「加藤さんと課長って、もう付き合って結構経ちますよね。」
それは、増田ちゃんの一言で始まった。
「え? あぁー、別れてた期間除いて……8ヶ月? かな? そうでもなくない?」
「でも課長って結構片想い長かったじゃないですか。ねぇ、今泉さん。」
そういえば、ここの2人は未だこれといった進展はない様子。
でも増田ちゃん曰く、前よりも一緒に過ごす時間が増えてきてはいるんだとか。
「うん、かなり長いよねぇ。」
「え、晋ちゃんまで何でそんなこと知ってるの?」
「え、見ててバレバレだったもん。ねぇ?」
「はい。課長、加藤さんのことになると異常に。」
なんてアッサリと、至極当然のように言われてしまってはぐうの音も出ない。
なんだなんだ、気付いてなかったのは私だけか。
何だか居心地が悪くて、目の前のしょうが焼きを箸で突いてみる。
「課長ってもう結構年ですよね?」
「ま、増田ちゃん…。」
絶句する私と晋ちゃんを他所に、増田ちゃんは視線を上に向けていた。