恋虹~あたしの雨~
ー1年後ー
「今日から高校生かー!!」
ピーンポーン
「はーい!お待たせ!樹!」
「行くぞ、詩織。」
おっはよーございます!!
高校1年生になった松島詩織です♪
宜しくね!
さっきの無愛想な奴はあたしの幼なじみです!!本田樹(ホンダイツキ)!
けっこー優しいかも♪
「詩織、着いた。」
ここか、東條高等学校!
あたしの青春をここで作るのかな~……。
あれから1年、先輩とは違う学校を選んだ。
何でって?会いたくなかったから、
先輩をみたくなかったから
「……詩織?」
会いたくなかった人物がここにいる。
「松島………先輩?」
「久しぶり。松島。元気してたか?」
なんで、何でここにいるの?
「あっれ?先輩高校ここじゃないですよね?」
「あー………。本当は第一希望ここなんだよ」
そうなんだ
「せーんぱい!また、後輩として宜しくお願いします!あたしまたバスケ部のマネージャーやりたいと思ってるので!」
「宜しくな……。」
「詩織、行くぞ。」
「うん!じゃあ!」
その時の先輩はなんだか寂しそうだった