たくさんの愛を、ありがとう。
「集合〜!」
『は〜い!!』
私、鈴木まみ。
自己紹介忘れてた!
うーん、まぁ…、好きな食べ物はトマトかな♪
ちなみに私は、部活で声を出していたから
人一倍、うるさいキャラだったかな。
部活は、楽しい。
部活をやってると、嫌なコトもふっ飛んでくの。
仲間も、いい人ばかりで、ホントに部活が大好きだった私。
部長になれた時は、すごい嬉しかったの。
幸せすぎて、夢のようで。
「えー…、来週の試合は、この紙の通りに、テニスコートに集合ですので。忘れずに!特に部長にと副部長!遅刻なし!」
「はい!」
「礼、」
『ありがとうございますさようなら!』
6時になって、部活が終われば、家に帰って璃理と電話するのが、私の日課だった。
メールは、めんどくさい!
だから、ほとんど電話だった。
「あ、璃理〜?今日も部活お疲れ様!」
『まみもお疲れ様〜♪』
「そういえば!今月の表示ね、まりやちゃ…………」
まりやちゃんなんだよ!と言いかけた時、着信のお知らせが来た。
『あれ?まみ〜』
「あっ、ごめん!優斗から着信あった!また後でかけ直すね!」
『了解!』
村上優斗。
まさにこの人こそが、元カレ。
今は普通に友達なんだ。
「もしもし〜、優斗?」
『あー、もしもし。三塚修哉って人が、お前のアド知りたいらしいよ〜』
修哉?
って
あのタラシ?
ついこの間、私の友達にフラれた人。
でも、興味あるかも。
そいつの性格、私が直してやろう。
「あっ、別にいいんじゃない?てか、教えていいよ!」
『わかった!じゃあな〜』
「ばいばい〜」
しばらくすると、一通のメールが来た。