御子の恋


さくらはフフッと笑った。

「…まずはそれか…。良いよ。教えてあげる…。まずは自然エネルギーを使えない事。」

『あり得ん。自然はあちこちにあるでは無いか。』
と赤雷。

『そうよ。さくら。おかしいわ。』
と白炎。

「はぁー…。颯太だよ。彼奴のせいさ。」

さくらは溜息。

「颯太何かしたのか?」

「したから言ってるんだろ?何処を聞いて居たんだよ…?」

『さくら。言ってよ。』
と久留。

さくらは再び溜息。








「いっけないんだー。さくら。僕にコソコソと。」

ビクッとさくら。

白炎、赤雷、久留はグルルと言ってる。


「さくら。おいでー。」

そいつはさくらに向けて手を出した。


何で…ここに居んだよ…?







入れないんじゃなかったのか…?














颯太…。







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