御子の恋
「生まれつき……じゃ…ない⁈」
困惑する風花。
「噂だが…サキュバスは…自分の心によって作られたものだ…。」
これしか分からない。
「そうだよ…。あたしの心が弱かったからさ…。」
「んなわけ無いだろ‼」
カバーする蓮。
「蓮。変えようが無いのさ。香織…。今からでも遅くない‼蓮を戻せ‼」
「えっ⁈責めないの⁈」
「責める前にする事だろーが‼」
「…分かった。」
香織は蓮に向けて、手をかざした。
「香織…⁇」
困惑する蓮。
「ゴメンね…。」
ぱぁああああ‼
蓮の周りに光が集まり、蓮を包み込んだ。