御子の恋



恭吾は炎の着物をまとう。


グローナの証である槍も持っている。



「相変わらずですね。では…。」


深雪は深呼吸。


「水神の御子…アクア・アリーナ。」


プリンセスランクは…アリーナなのか…。



知らなかった。



「…アリーナ?」


恭吾は驚く。


「言いませんでした?私はプリンセスランクに入っていますよ。」


再びサラリと言う深雪。



恭吾の目は点。



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