御子の恋
シークレット4 さくらの姉
沙羅が誘拐された?!
相変わらずのいちゃぶり。
耳が痛くなりそうだ。
「蓮〜。おしえてぇ。」
「これはぁ。」
「何でここにいんのよ?いちゃつくならよそでやってくんない?」
私は二人にイラつく。
私は控室で勉強中だった。
なのに…二人は…邪魔しにきたのだ。
「ひどぉ…蓮〜どうするのぉ。」
「どうもしないよ♪沙羅。」
はぁっ…。
私は溜息。
「外の空気吸って来るねん。」
沙羅は空気吸いに外に出た。
「あちこち、危険なやつ居るから気をつけなよ。」
私は忠告。
沙羅は手を振った。
大丈夫かなぁ?
「フッ…。心配?」
蓮がにやける。
「あんたの彼女でしょ?心配しなよ。」
蓮はピクリと反応。
「遅いな…。」
確かに…。
居なくなってから一時間もかかってる。
「蓮!!さくら!!」
「落ち着きなよ。梨花。」
慌ただしく来たのは梨花。
「沙羅が居ないのよ!!」
…はぁっ?