虹色レンズ
一瞬だけみたあの光景は脳裏に焼きついて頭から離れない。


ロングでふわふわな髪。


あの華奢な後ろ姿は昨日みたのと同じで。


「…朝名」


耳元でひっそり呼ばれた名前。


それは、


神野だった。
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