MIX
セツは、包装紙ごと胸で抱き寄せた。

「セツの笑顔見てると、
こっちまで幸せな気分になってくるよ。」
「えー?なになに?俺が好きだって?」
「は?そんなこと言ってないよ!」

セツはいつも私をからかってくる。

「今日はお礼に大出血サービス!」
そう言うと、セツは私の頬にキスをした。

「…え?」
なにが起きたの?
呆然とする由杏。



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