雨情物語①<猫会議>
わたしは、紫陽花の植え込みの向こう側で猫たちが雨宿りしているのを覗いておりました。


時おり鳴き声をあげているのを、
隣の猫の目をじっと覗きこむのを、
猫背をさらに猫らしく丸めるのを、


まるで猫たちが会議を開いているようだと微笑ましく思いつつ、やっぱり猫のことは解らないと、ただ観察していたのです。










雨情物語 <猫会議>
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