“スキ”の表し方


私はその場を離れた。



尾崎・・・爽くん。



まさか告白されるとは思ってなかった。



私は教室の戻り、自分の席に着いた。



するとゆりちゃんが私のところにとんできた。



「告白だったでしょ?」



「え、うん・・・まぁ」



私は小声で言った。



「私には先生がいるの知ってるでしょ?」



「知ってますとも」



「告白だって分かってたなら呼ばないでよっ!
しかもみんなの前で」



「人の恋路を邪魔するのはよくないことだし?
伝えることは大切っ!」



「そうだけど・・・」



「だって断ったんでしょ?」



「友達ならって、言っておいた」
< 110 / 138 >

この作品をシェア

pagetop