“スキ”の表し方
私はその場を離れた。
尾崎・・・爽くん。
まさか告白されるとは思ってなかった。
私は教室の戻り、自分の席に着いた。
するとゆりちゃんが私のところにとんできた。
「告白だったでしょ?」
「え、うん・・・まぁ」
私は小声で言った。
「私には先生がいるの知ってるでしょ?」
「知ってますとも」
「告白だって分かってたなら呼ばないでよっ!
しかもみんなの前で」
「人の恋路を邪魔するのはよくないことだし?
伝えることは大切っ!」
「そうだけど・・・」
「だって断ったんでしょ?」
「友達ならって、言っておいた」