“スキ”の表し方



「んもー、壱香はそーゆーところ真面目だよねー。
先生と付き合ってるくせに」



「それとこれは関係ないでしょ」



「まーまー。ここは仲良く3人で屋上でも行きましょうよ」



「ゆりちゃんまで・・・」



「たまには息抜きも大切!」



私は少し考え、仕方なく賛成した。



「しょうがないなー」



「よし、決まりっ!」



私たち3人は教室を抜け出し、屋上にやってきた。



「うわー、超空きれい」



屋上の扉を開くと、そこにはきれいな青空が広がってた。



「なんか青春って感じだねー」



「あ、誰かいる・・・・」



ゆりちゃんが指を指した方向を見ると、屋上の隅っこに誰かが寝転んでいた。



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