“スキ”の表し方
存在
先生のことを好きだと自覚した私は、
先生と少し距離を置いた。
近くにいると、
『好き』
がばれてしまうかもしれないから。
唯にも相談してない。
言う勇気が出ない。
でも、唯には見透かされてたみたいだ。
「壱香、最近どした?」
私が好きと自覚してから3日たった。
お昼休みに唯と屋上でお弁当を食べてると、
唯が聞いてきた。
「え?」
「なんか、元気ない気がする」
「元気だよ」
「嘘。何年一緒にいると思ってるの?」
「唯に嘘はつけないね」