“スキ”の表し方



・・・なんだ、夢か。




「なーにそんな顔してんだ」




先生が私の頭をぽんぽんした。




「なんか、夢・・・だったから」




「夢?」




「うん。
あーあ、残念」




すると先生はニヤっと笑った。




「その夢と同じこと、
してやろうか?」




「へ・・・・?」




すると先生は私の手首を持ち、
壁に押さえつけた。




「ちょ、せんせ、まっ・・・・」




そして先生はあの夢と同じように、
私の唇を先生の唇で塞いだ。




先生は唇を離すと、
こう言った。




「夢じゃねーよ」




「・・・・・よ、よかっ・・」


< 97 / 138 >

この作品をシェア

pagetop