王に愛された女 番外編




 テアンが言う。

「え?」

「同じ時間を過ごす間に、ミィナ様を好きになっていけばいいんじゃないですか?」

 好きになれればいいけどな、とカイルは呟いた。

「…まぁ、そうですがね。でも、人は変われる。あなたは人なんですから、きっと変われますよ」

 テアンはそれから手招きをし。

「さて、授業を再開しましょう」

 と言った。

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