春の訪れ…君の訪れ…
第1章
春のはじまり
待ち遠しかった季節。
春がやっときた。
朝からテンションが高くて仕方がない。
そして今日からは私は中学2年生だ。
昨年は緊張しすぎていたけど、今年は平気だ。
私はドタバタ足音を立てて階段をおりてきた。
「おはよぉ!」
「お姉ちゃん朝からうるさい。」
「うるさい!うれしいの!今日から学校だよ!?」
「はいはい…」
妹の名前は「つくし」っていうんだけど、この名前も春らしくていい。
まぁ、私も春らしい名前だから!
「美桜!朝ごはんちゃんと食べていきなさい!」
「はぁい!」
そう…私の名前は「美桜」
美しい桜と書く。私の家の周りには桜の木がたくさんある。
今年もたくさんの花を咲かせた。
私は朝ごはんを食べて、玄関へ走って行った。
「いってきます!」
ルンルンの気分で私は家を出た。
視界一面にピンクの景色が広まっていた。
私は通学路を少しゆっくり歩いてたくさんの桜の木を見て行った。