先生の復讐

30分ほど経った。

麻由美が入ってきた。しかし、以前とは全く違う容姿だった。

「ま、麻由美!!」
なんと、麻由美は肩まであった髪が坊主になていたのだ。

「ね、みなさんこれで、あたしの言っていることが本当だってよくわかったでしょう?」

木村が立ち上がった。

「こんな事していいのかよ?!」

山本が言う。

「木村くん、君もこうなりたい?あなただってギリギリだったのよ?800点。

 危なかったわね。」

木村が黙り込む。

「あとの皆さん。とっても優秀で先生嬉しいわ。この調子で、ついのてすともーー。」


 それから、山本は、異常なほどの、バツを与えた。

 テストが最下位だった者、80点をとった者・・

また、バツの種類も様々で、髪を刈る、やけどをさせるなど、恐ろしいものだった。

そして、バツを受けたものは、転校や、不登校になってしまった。




< 12 / 19 >

この作品をシェア

pagetop