俺の彼女が可愛すぎて辛いんですけど
「俺も早退させて下さい」
真子を責任持って家まで送るから。
「え?片桐くんには授業が…」
「そうだよ、瑠偉は関係ないのに巻き込めないよ」
口々にそう言われたけど、もう俺決めたから。
「俺は真子の彼氏だから。真子のこと放っておいて授業受けるのなんてやだ」
どうせ真子のことが心配で、授業なんか集中できないのがオチ。
だったら、真子を送っていきたい。
「お願いします」
先生に頭を下げた。
少し間があいて、先生がふふっと笑った。
…?
「もう〜…、今回だけだからね。担任の先生に理由説明するの大変なんだから」
と、ため息交じりに言ってくれた。
はぁ…よかった。