俺の彼女が可愛すぎて辛いんですけど
お金を出しながら真子に笑うと、真子は俺から目を反らしてしまった。
…なんだよー…。
品物が出てきてから、まだ下を向いてる真子を覗き込むように尋ねる。
「ごめん。半分こ嫌だった?」
「…違ぅ…」
「じゃあなに…?」
マフラーに顔を埋める真子の顔が暗くて全くわからない。
トレーに乗った品物を受け取って、隅の方に移動。
あそこじゃ余りにも目立つしね…。
「あたし…最近おかしい…」
「何が?」
「瑠偉の笑った顔みたり、瑠偉が心配そうな顔するの見ると、胸が苦しくなる」
それは…。
「胸がキューッってなる。今までもそういうことはあったけど、最近は特にヒドいの」