俺の彼女が可愛すぎて辛いんですけど








『真子ちゃん、あの俺…』




2年の3学期。




雪もチラつくこの真冬に俺は一大決心をした。



たいぶ仲良くなって、呼び方も“真子ちゃん”が定着しつつあるこの日…。




俺は真子に告白しようと、みんなが帰った後のA組に残ってもらった。




『何、どうしたの?改まって』




真子はモテるから、こういうの慣れてるのかな。




『噂…とかでわかってると思うけど、さ…』




人生初の告白…。



こんなに緊張するなんて思ってなかった。



俺、手汗やばくね?



冷や汗とか尋常じゃない…。




今冬なのに!!!




『真子ちゃんモテるから…俺なんてダメだってわかってるけど…』


『………』


『好き、なんだ…』




女子かーー!!!!


俺は女子かーーーーっっ!!!!



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