俺の彼女が可愛すぎて辛いんですけど
何でもっとサラッと『好きなんだ、真子ちゃんが(キラッ)』
とか言えないんだよ俺ーーっっ!!!!
まじバカ!!!ほんとにバカ!!!
『あのっ、付き合うとか、そういうの真子ちゃんは考えてないと思うし…だからその、』
『………ちょっとは自分の可能性信じてみたら?』
『は…?』
自分の可能性を…信じて…?
え?ちょっと、意味が…。
『何で自分で自分の可能性へし折ってんの? あたしがもし、いいよって言ったらどうするの』
『えっ………と、それは……』
『……別にいいって言ってるんだけど』
はっ?!
はぁっ?!
はぁーーーーっ?!
『ま、こちゃん!!!自分が何言ってるかわかってる?!』
『……わかってるけど』
『えっ、ちょっと待って。何事?なにが起こってんの?夢…これ…』
後日真子は、このときの俺を
“この世で本当のバカを見た”
とにこやかに表現してくれた…。