俺の彼女が可愛すぎて辛いんですけど
『世間一般的には変かもしれないけど……瑠偉と作ったら楽しそうだし。
なんていうか…美味しさ倍増するかもしれないし…、あたしそれほど料理得意じゃないから…』
………っ。
初めて見る真子の戸惑っている様子に、俺が悶えないわけもなく。
『いーよ!一緒に作ろ。で、2人で食べよ!!!』
反射的に俺は真子の頭を、ワシャワシャ掻き回していた。
『ちょっと!!!せっかくストレートにアイロンしてきたのにーっ!!』
…怒られたけど。
『じゃあ土曜日、真子の家行くね』
そんな楽しみで仕方ないバレンタインが、今年もやってきた。
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なんと今年も幸運なことに、バレンタインは土曜日。
なんとなく恒例化しそうな、一緒に作って食べるバレンタイン。
おかげで去年はホワイトデーまで一緒に作って食べた。
今度は俺の家で。
でも今日はバレンタインだから真子の家!!!
「真子おはよ」
「…おはよ」
玄関が開いて、まずギュッと抱きしめた。
玄関先の段差の上に真子が立っていて、ちょうど背丈がバッチリ合う。
真子は小さいから、この高さだとすごくフィットするんだよな〜。