俺の彼女が可愛すぎて辛いんですけど
ホールに戻って、スタッフさんと交代。
さて!頑張りますか!
と、心の中でガッツポーズをすると、前から店長がそれはもうすごい微笑みでやってきた。
「どうしたんですか…店長…」
「いーやー? 君たちって本当にラブラブなんだなあと思って」
「…へ?」
な、何のことだ?
俺と真子の頭には?が何個も浮かんだ。
店長がケータイを操作して、俺と真子の前に見せつけてきた画像。
「…っ、店長……!!撮ったんですか?!」
「いや〜だってさぁ〜、カレーのお皿取りにきたら2人とも超気持ち良さそうに寝てるんだもん。 撮るしかないよね〜」
店長が撮った写真は、さっきスタッフルームで俺と真子が寝てしまっていたときの写真…。
「けっ消して下さい!!!」
「嫌です」
ものすごいキラキラな笑顔で言われて、もう一押しなんてできるわけなくて…。
俺らが呆然としている間に、店長は手の空いてるスタッフにその画像を見せびらかしていた。